2024/10/6修正して更新
入浴剤の保湿成分セラミドは、乾燥肌に対し効果的とされています。
セラミド入浴剤の入ったお風呂に浸かると、ケアしにくい背中などにも行き渡ります。
このページでは、セラミド入浴剤の選び方を解説しています。
●ヒト型セラミド(バイオセラミド)
⇒酵母が原料で高保湿力・低刺激が特徴
●疑似セラミド
⇒石油から合成
●グルコシルセラミド(植物性セラミド)
⇒米ぬかなどから生成された植物由来
●ミルクセラミド
⇒牛乳から生成
この4種の中で最も効果的に働くセラミドは、人間の肌の角質層と同じ構造のヒト型セラミドとされています。
セラミド1(セラミドEOP)・セラミド2(セラミドNG)・セラミド3(セラミドNP)・セラミド6U(セラミドAP)・セラミドAG・セラミド5(セラミドAS)など・・・・
肌の中で一番多いとされているのは「セラミド2(セラミドNG)」、水分保持力が最も強いとされています。
ヒト型セラミド表記名 | 役割 |
---|---|
セラミド1 |
摩擦や紫外線など外部刺激からのバリア機能をサポート |
セラミド2 |
人間の肌に最も多く含まれ保湿機能をサポート。 |
セラミド3 |
保湿機能とシワ軽減をサポート。 |
セラミド4 |
肌の表面にバリア層を作る作用。 |
セラミド6 |
水分保持・ターンオーバー促進・シワ軽減。 |
この中でも、セラミド1・3・6が不足すると、乾燥肌や敏感肌などになりやすくなってしまうとされています。
つまり、セラミド入浴剤を選ぶ場合、ヒト型セラミドが入っている入浴剤を選ぶと安心なことが分かるでしょう。
もともと皮脂の中にはスクワランがあり、加齢とともに減少していくためスクワランを肌に与えると、肌を柔軟にし乾燥しにくい肌にするとされています。
ヒト試験においてカミツレエキス配合浴用剤は、未配合浴用剤と比較し皮膚にツヤ・ハリを付与し、肌が改善されることが確認されています。
お風呂の温度が高いと、肌の乾燥を促進させてしまう可能性があるため、温度は40℃前後のぬるめにし、お湯につかる時間も10分前後にするとよいでしょう。
また、お湯につかると「温熱作用」「水圧作用」「浮力作用」の3つの作用が得られ、それにともない血行が促進され、副交感神経が活発になりリラックス効果も得られるとされています。
そして、お湯につかると角質を柔らかくし、保湿剤などの浸透を良くしてくれる効果も得られるため10分間の入浴後、お風呂あがりに保湿をすると乾燥肌対策には良いでしょう。
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミド2+セラミド3 |
その他の保湿成分 |
スクワラン+カミツレエキス |
塩素除去成分配合 |
◎ |
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミド3 |
その他の保湿成分 |
プラセンタ+ヒアルロン酸+コラーゲン+カミツレエキス |
塩素除去成分配合 |
× |
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミド2 |
その他の保湿成分 |
コラーゲン(ミルク)・ヒアルロン酸(グリーンティー/ヒノキ/シルク) |
塩素除去成分配合 |
× |