2024/10/6修正して更新
多汗症は、主にアポクリン腺の汗腺から発生します。
アポクリン腺は下図のように全身にある汗腺ですが、特にアポクリン腺の数が多いパーツで発症します。
ワキの多汗症は、汗シミが目立つ特徴があります。
手の平の多汗症は物を掴んだ時に汗ですべって落とすくらいの大量の汗が出ます。
足裏多汗症は、靴下や靴が濡れるほどの汗が出るのが特徴です。
顔面多汗症は、季節を問わず夏の暑さで汗をかくような大量の汗が顔から出るため、最近気になる方が多くいるようです。
ストレス・緊張・不安が多汗症の主原因と考えられています。
ストレス・緊張・不安が交感神経を刺激するため汗腺も活発化するためです。
クロルヒルドキシアルミニウム・塩化アルミニウム・フェノールスルホン酸亜鉛が多汗症改善には有効成分です。
これらの有効成分が含有している製品は、医薬部外品表記が可能です。
クロルヒルドキシアルミニウム・塩化アルミニウムの中に含まれる成分のアルミニウムが現在、多汗症を軽減させるには最も効果的とされています。
多汗症を軽減させる流れは・・・・・
@クロルヒルドキシアルミニウムと塩化アルミニウムを肌に塗ると「水酸化アルミニウム」に変化。
A「水酸化アルミニウム」は、角栓になり汗腺をふさぎます。
B角栓になった「水酸化アルミニウム」は、汗腺のフタになり発汗作用を抑えることを可能にします。
「水酸化アルミニウム」の汗腺をフタにする作用は、肌のターンオーバーサイクルで弱るため継続的に塗ることが、多汗症を軽減させる使用方法です。
クリニックの多汗症治療に使用されている「塩化アルミニウム」は、肌荒れなどの副作用の事例がありますが、クロルヒルドキシアルミニウムは肌に優しい成分なので、肌が弱い方はオススメです。
患部1ヶ所で約30日間使用可能
定期解約⇒回数契約の縛りなし
フェノールスルホン酸亜鉛は、毛穴を引締め汗の出口を小さくし流れでないようにするため、顔のテカリと汗を抑える作用があります。
定期解約⇒回数契約の縛りなし
定期解約⇒回数契約の縛りなし
最初の治療は薬が使われるのが一般的です。
手・足・ワキなどの多汗症治療薬は、どの部位にも「塩化アルミニウム薬」が使用されています。
健康保険適用治療については、診察代のみ適用となり「塩化アルミニウム薬」は適用外となります。
費用は診察料込で2.000円前後が一般的です。
薬で思うような効果が見られない場合にボトックス注射の治療となります。
発汗促進物質のアセチルコリンを抑制し発汗を防ぎます、一度だけではなく数回にわたる治療になります。
健康保険適用治療の場合の目安金額は1回3万円前後。
ボトックス注射で効果が見られない時は交感神経遮断手術となります。
発汗作用を促進する交感神経を焼いて切断し発汗を抑える手術。
リスクが高い手術で、手汗・足汗・脇汗が無くなっても、他の身体の部位からの発汗量が増える可能性があるのが欠点です。
健康保険適用治療の場合の目安金額は10万円前後。
多汗症は健康保険適用外治療の場合、主に美容外科となります。