2024/10/6修正して更新
顔の皮脂分泌量はパーツで違うため、誰でも脂性肌の部位と乾燥肌の部位があるのが当然ですが、この差が激しい人の肌を混合肌と呼んでいます。
混合肌の原因は、外的要因と内的要因の2つに分けられます。
主なものは、紫外線・スキンケア間違い・喫煙やアルコール・ホルモンバランスの乱れ・食生活の乱れです。
この中でも、UVケアをしない男性は紫外線が混合肌の大きな原因と考えられています。
紫外線は肌バリアにダメージを与え、ダメージを修復するために皮脂分泌が活発になります。
ストレスにより肌の免疫力低下、ターンオーバーの乱れから肌質バランスが崩れます。
ベタつきが目立つTゾーンから洗い、乾燥しやすいパーツはTゾーンを洗い終わった後の、余った泡でさっと洗うのがコツです。
乾燥しやすいパーツに長時間洗顔料の泡をつけたままにすると、乾燥が悪化する原因になるためです。
皮脂が多くなりベタつきを感じる原因は、肌が水分補給するために反応している場合がほとんどです。
この対策としては、洗顔後の保湿ケアは乾燥パーツに合わせた保湿剤を使用することと、髭剃り後の保湿ケアも乾燥に対応保湿剤を使用することです。
日焼け止めを塗布する場合は、その商品の適量を使用するのがポイントです。殆どの日焼け止めは少量だと効果がありません。
男性が使いやすい日焼け止めは、ベタつきが少なく白残りしない商品です。
ウォータープルーフの日焼け止めは、三相乳化法であれば「普通洗顔(石けん)だけで落とせます」が、界面活性剤を使用している場合は「普通洗顔(石けん)では落とせない」ので、ウォータープルーフの日焼け止めを選ぶ時は注意が必要です。
また、BBクリームで日焼け止めする場合は男性用であっても、メイク落とし(クレンジング剤)が必要になります。
ベタつきを抑えるために混合肌の男性は、脂性肌用の化粧水(さっぱりタイプ)を使用している方が多いのですが、ベタつきの原因は肌の水分不足。また、カサついてる部位も水分不足です。
つまり、改善するには保湿化粧品がオススメです。
乾燥肌状態になると、保湿成分「セラミドの減少量が多くなる」ため、セラミド配合の化粧品が良いとされています。
ヒト型セラミド(バイオセラミド)
⇒酵母が原料で高保湿力・低刺激が特徴
疑似セラミド
⇒石油から合成
グルコシルセラミド(植物性セラミド)
⇒米ぬかなどから生成された植物由来
ミルクセラミド
⇒牛乳から生成
この4種の中で最も効果的に働くセラミドは、人間の肌の角質層と同じ構造のヒト型セラミドとされています。
セラミド1(セラミドEOP)・セラミド2(セラミドNG)・セラミド3(セラミドNP)・セラミド6U(セラミドAP)・セラミドAG・セラミド5(セラミドAS)など・・・・
肌の中で一番多いとされているのは「セラミド2(セラミドNG)」、水分保持力が最も強いとされています。
ヒト型セラミド表記名 | 役割 |
---|---|
セラミド1 |
摩擦や紫外線など外部刺激からのバリア機能をサポート |
セラミド2 |
人間の肌に最も多く含まれ保湿機能をサポート。 |
セラミド3 |
保湿機能とシワ軽減をサポート。 |
セラミド4 |
肌の表面にバリア層を作る作用。 |
セラミド6 |
水分保持・ターンオーバー促進・シワ軽減。 |
この中でも、セラミド1・3・6が不足すると、乾燥肌や敏感肌などになりやすくなってしまうとされています。
●ヒアルロン酸
1gで6Lの水を抱え込める成分。
真皮内でコラーゲンの間を埋めているゼリーのように水分を抱え込んで、その場に留まることで保湿してくれる。
●コラーゲン
真皮の約7割を占める成分で、 肌の弾力をつくっている。
加工されていなと分子が大きいため浸透が難しい、肌表面に留まりバリアを作り内部からの蒸発を防ぐ役割もある。
●バラフ
コラーゲンの1.3倍の保湿力を持つ成分。
●ライスパワー No.7
肌の油分を保ち乾燥・カサつきをケアする成分。
●ライスパワー No.1
保水力をサポートし肌乾燥をケアする成分。
●トレハロース
水溶性の保湿成分、肌の潤いを保ち乾燥肌の予防・改善に役立つ成分。
また、細胞を保護する働きもありエイジングケアの効果も期待できます。
上記の保湿成分を、セラミドと一緒に塗布すると相乗効果でプラスの保湿効果が得られるとされています。
混合肌の男性化粧品は乾燥肌と同じ・・・・
ヒト型セラミド+その他の保湿成分
医薬部外品は、薬事法において化粧品と医薬品の中間にあたる化粧品となり、医薬品より効果は期待できませんが何らかの改善が期待できると、厚生労働省から有効成分が指定された化粧品です。
市販されている男性化粧品スキンケア医薬部外品表記できる成分の主なものは、美白成分と炎症を抑える成分の2つになります。
チロシナーゼ除去作用・メラニンを薄くする漂白作用
メラニン生成抑制
肌の新陳代謝促進・肌荒れ予防
メラニン生成抑制・肌の新陳代謝促進
シミ生成物質エンドセリン抑制
紫外線が原因のシミ防止
メラニン色素沈着抑制・肝斑防止
抗酸化作用・シミとソバカス予防・チロシナーゼ抑制
メラニン生成抑制・肌老化防止
チロシナーゼ抑制
メラニン生成抑制・シミ、黒ずみ発生抑制
チロシナーゼはメラニン色素を作り出す酵素です
刺激が少ないグリチルリチン酸2k(グリチルリチン酸ジカリウム)は、抗炎症・抗アレルギー作用があり、ニキビ予防・痒み抑制・赤み改善作用があるため敏感肌・アレルギー肌にオススメです。
商品ページを確認すると医薬部外品有効成分の他に、天然由来成分である皮膚コンディショニング剤成分が多数配合されています。
皮膚コンディショニング剤とは、肌刺激抑制・刺激の強い成分の緩和・乾燥肌の保湿・肌乾燥抑制などの作用が期待できる成分。
そのため保湿・保水・抗炎症・美白・エイジングなどの作用が期待できます。
オーキッドエキス/オドリコソウエキス/ユキノシタエキス/カンゾウ根エキス/エイジツエキス/酵母多糖体/クララ根エキスなどの天然由来成分がほとんどです。
スキンケア男性化粧品にも天然由来成分が多数配合されています、気になる成分の作用を調べたい場合は、商品ページに全成分が記載されていない場合、@コスメの口コミから確認し下記の化粧品成分辞典から検索ください。
アルコール・オイル・防腐剤・合成界面活性剤・合成香料着色料・パラベン不使用
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミド1・セラミド2・セラミド3・セラミド5・セラミド6U |
その他の保湿成分 |
コラーゲン+ヒアルロン酸+プラセンタ+天然由来成分 |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2k・アラントイン |
エタノール・オイル・鉱物油・石油系界面活性剤・合成香料着色料・パラベン不使用
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミドNG・セラミドNP |
その他の保湿成分 |
5種のコラーゲン+5種のヒアルロン酸+天然由来成分 |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2k |