2024/10/6修正して更新
20代の頃は、皮脂分泌量が多いため「テカリ・ベタつき」に悩まされた経験の方が多いのではないでしょうか。
男性の皮脂分泌量は、30代にピークを迎えます。
上記の理由から、30代男性は乾燥肌トラブルで悩むようになり、逆に「テカリやベタつきトラブル」が減少していきます。
30代後半になると、真皮のコラーゲン量が減少するため、「シワ・たるみ」などの老化トラブルが少しずつ出てきて、20代からの紫外線対策をしなかった方は「しみ悩み」を抱える方も見受けられます。
●皮脂の過剰分泌が減少し乾燥肌になりやすい。
●肌老化が原因の肌トラブルが起きてくる。
●真皮のコラーゲン量が減少し「シワ・たるみ」が目立つ。
●20代に紫外線対策をしなかった方は「しみ悩み」が出てくる。
正確な肌診断チェックは、下記の記事を確認ください。
つまり30代男性の肌は、乾燥肌・脂性肌(オイリー肌)・初期エイジングと「しみ」対策のスキンケアが必要になります。
脂性肌とは、皮脂の過剰分泌が多い状態のことで女性よりも男性がなりやすいのですが、これは男性ホルモンの影響が強いためです。
また、男性の皮脂分泌が多い状態は思春期〜60歳まで続くため、男性は脂性肌が最も多いのです。
特徴としては、皮脂分泌が多いTゾーンを中心として肌のテカリが目立ちます。
皮脂分泌が多いと、皮脂腺が太くなるため毛穴が詰まりやすくなり、ニキビなどの吹き出物が出来やすくなります。
もう一つの特徴として、男性の角質層は女性と比較すると角質細胞が小さく、水分蒸発量が約2倍となり保水力が低いため水分量は半分以下となり、べたついているのに保水力が低く肌のバリア機能も低下している状態となります。
肌タイプを間違ってケアすると悪化する原因となってしまうため、ここでは脂性肌のチェック方法を確認ください。
洗顔後、化粧水や乳液など何もつけないと肌がつっぱってくるのですが、脂性肌は20分以内につっぱり感がなくなります。
鏡で確認するとテカりが目立つなど脂が浮き出ているのが確認できます。
脂性乾燥肌(インナードライ)は、肌表面はテカテカして肌内部は乾燥している肌のことを言いいます。
脂性乾燥肌の対策は、正しいスキンケア+紫外線ケアです。
顔のテカリで悩んでる方は、ほとんどが脂性乾燥肌というデータがあります。
脂性肌の洗顔は、敏感肌・乾燥肌と同じでできるだけ無添加に近い石鹸を使用し必ず泡立てて優しく洗います。石鹸を泡立てずにゴシゴシ洗うと肌トラブルの原因になります。
上記動画の皮膚科医さんが詳しく説明されていますが、朝晩2回が基本です。
保湿剤は「セラミドやヒアルロン酸などが配合」オールインワン男性化粧品がオススメ。
男性の方は洗顔後に、「化粧水だけを塗布する・乳液だけを塗布する」方が多いためです。
これをやると、肌乾燥促進・肌の保湿と保水力が低下するため、乾燥肌になりやすくなります。
基礎化粧品でスキンケアする場合は、化粧水を塗布したあとは必ず乳液を塗布することを絶対守ってください。
オールインワンタイプを男性にオススメしている理由は、この心配が必要ないからです。
女性と比べ保水力が低い男性の脂性肌ケアで最も大切なのは「保湿スキンケア」。
男性の場合、洗顔後に化粧水を塗布し終了の方が多いため充分な保湿を行っていません。
化粧水を塗布した後に、乳液・美溶液(保湿剤)などで毛穴にフタをしないと、水分が蒸発し乾燥してしまいます。
現在、保水も保湿も一度にできるオールインワン化粧品が出回っているので忙しい男性にはオススメです。
特に、ヒト型セラミド配合の化粧品は、吸湿性・保湿性が良く角質層の保水力を大きく高めます。
また、化粧品を塗布する時に乱暴に塗ることはNG。
これをやると、肌のキメが乱れるだけではなく美容成分が浸透せず更なる肌トラブルの原因になります。
乾燥肌の角質層は、セラミドなどの保湿成分が少ないため水分量も少なくなり、バリア機能も低下しているため外部刺激を受けやすく肌荒れ・吹き出物などのトラブルを起こしやすくなります。
また、バリア機能が低下すると乾燥肌が更に進むため、ケアしないと「乾燥→肌荒れ→更に乾燥」の悪循環に陥り、大きな肌トラブルを起こしやすくなります。
1.乱暴なスキンケア
洗顔時にゴシゴシ洗ったりタオルで強く拭くと角質層がダメージをうけます。
刺激性洗顔料を使用したり、1日に何度も洗顔すると肌に必要な皮脂がなくなり皮脂不足になります。
2.ひげ剃り
カミソリ使用のヒゲ剃りは、ヒゲと共に角質層も削られるため乾燥肌の原因。
3.手入れ不足
1・2によって大きなダメージ肌を招いているのに、保湿ケアをしないため更なる乾燥が起ります。
4.肌のミネラル不足
肌のミネラル不足が起こると、肌を守っている常在菌の働きが低下し、ニキビ菌・紫外線・ひげ剃りなどの外的刺激から肌を守れなくなり、乾燥肌・敏感肌・ニキビ肌になりやすくなります。
年齢を重ねると、発汗・皮脂分泌・肌バリア機能が劣り、肌は外的刺激(細菌・紫外線など)を受けやすい敏感肌・乾燥肌になります。
老人性乾燥肌は、「老人性乾皮症」と「老人性皮膚掻痒症」の2種類。
●老人性乾皮症
加齢のために皮膚水分が減少し乾燥した肌状態、肌がひび割れ痒みが起ることがあります。
●老人性皮膚掻痒症
全ての肌機能が低下し発症、皮脂分泌・バリア機能が低下し少しの外的刺激でもダメージが現れます。肌が痒くなる特長があります。
定義は定まってませんが、肌の角質層の水分量が30%以下になった状態が一般的に超乾燥肌と呼ばれています。
超乾燥肌を改善するには肌の水分保持力を高めることが効果的です。
⇒超乾燥肌のフェイスクリーム・ボディクリーム・ハンドクリームについて詳しくは
超乾燥肌・老人性乾燥肌状態になると、保湿成分「セラミドの減少量が多くなる」ため、セラミド配合の化粧品が良いとされています。
ヒト型セラミド(バイオセラミド)
⇒酵母が原料で高保湿力・低刺激が特徴
疑似セラミド
⇒石油から合成
グルコシルセラミド(植物性セラミド)
⇒米ぬかなどから生成された植物由来
ミルクセラミド
⇒牛乳から生成
この4種の中で最も効果的に働くセラミドは、人間の肌の角質層と同じ構造のヒト型セラミドとされています。
セラミド1(セラミドEOP)・セラミド2(セラミドNG)・セラミド3(セラミドNP)・セラミド6U(セラミドAP)・セラミドAG・セラミド5(セラミドAS)など・・・・
肌の中で一番多いとされているのは「セラミド2(セラミドNG)」、水分保持力が最も強いとされています。
ヒト型セラミド表記名 | 役割 |
---|---|
セラミド1 |
摩擦や紫外線など外部刺激からのバリア機能をサポート |
セラミド2 |
人間の肌に最も多く含まれ保湿機能をサポート。 |
セラミド3 |
保湿機能とシワ軽減をサポート。 |
セラミド4 |
肌の表面にバリア層を作る作用。 |
セラミド6 |
水分保持・ターンオーバー促進・シワ軽減。 |
この中でも、セラミド1・3・6が不足すると、乾燥肌や敏感肌などになりやすくなってしまうとされています。
●ヒアルロン酸
1gで6Lの水を抱え込める成分。
真皮内でコラーゲンの間を埋めているゼリーのように水分を抱え込んで、その場に留まることで保湿してくれる。
●コラーゲン
真皮の約7割を占める成分で、 肌の弾力をつくっている。
加工されていなと分子が大きいため浸透が難しい、肌表面に留まりバリアを作り内部からの蒸発を防ぐ役割もある。
●バラフ
コラーゲンの1.3倍の保湿力を持つ成分。
●ライスパワー No.7
肌の油分を保ち乾燥・カサつきをケアする成分。
●ライスパワー No.1
保水力をサポートし肌乾燥をケアする成分。
●トレハロース
水溶性の保湿成分、肌の潤いを保ち乾燥肌の予防・改善に役立つ成分。
また、細胞を保護する働きもありエイジングケアの効果も期待できます。
上記の保湿成分を、セラミドと一緒に塗布すると相乗効果でプラスの保湿効果が得られるとされています。
男性乾燥肌のオールインワン化粧品は・・・・
ヒト型セラミド+その他の保湿成分配合
「しみ」に有効な化粧品は美白化粧品、オールインワンゲルを使用するなら有効な美白成分を含有する医薬部外品がオススメ。
美白化粧品を正確に定義すると医薬部外品に当ります。
医薬部外品は、薬事法において化粧品と医薬品の中間にあたる化粧品となり、医薬品より効果は期待できませんが何らかの改善が期待できると、厚生労働省から有効成分が指定された化粧品です。
チロシナーゼ除去作用・メラニンを薄くする漂白作用
メラニン生成抑制
肌の新陳代謝促進・肌荒れ予防
メラニン生成抑制・肌の新陳代謝促進
シミ生成物質エンドセリン抑制
紫外線が原因のシミ防止
メラニン色素沈着抑制・肝斑防止
抗酸化作用・シミとソバカス予防・チロシナーゼ抑制
メラニン生成抑制
メラニン生成抑制・肌老化防止
チロシナーゼ抑制
メラニン生成抑制・シミ、黒ずみ発生抑制
チロシナーゼはメラニン色素を作り出す酵素です
刺激が少ないグリチルリチン酸2k(グリチルリチン酸ジカリウム)は、抗炎症・抗アレルギー作用があり、ニキビ予防・痒み抑制・赤み改善作用があるため敏感肌・アレルギー肌にオススメです。
40代以上の男性であれば、コエンザイムQ10・フラーレンなどの抗酸化作用を持つ成分が必要になるとされてますが、30代男性の初期エイジングケアには皮膚コンディショニング剤が配合されている化粧品で十分とされています。
逆に、肌トラブルが少ない30代男性の初期エイジングケアに、強い抗酸化作用を持つ成分が配合されていると、肌トラブルの原因になる場合もあるようです。
そのため、初期エイジングケア目的で化粧品を選ぶ場合は、皮膚コンディショニング剤が配合されているものを試してみましょう。
皮膚コンディショニング剤とは、肌刺激抑制・刺激の強い成分の緩和・乾燥肌の保湿・肌乾燥抑制などの作用が期待できる成分です。
そのため保湿・保水・抗炎症・美白・エイジングなどの作用が期待できます。
オーキッドエキス/オドリコソウエキス/ユキノシタエキス/カンゾウ根エキス/エイジツエキス/酵母多糖体/クララ根エキスなどがあります。
男性化粧品オールインワンゲルにも天然由来成分が多数配合されています、気になる成分の作用を調べたい場合は、商品ページに全成分が記載されていない場合、@コスメの口コミから確認し下記の化粧品成分辞典から検索ください。
アルコール・オイル・防腐剤・合成界面活性剤・合成香料着色料・パラベン不使用
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミド1・セラミド2・セラミド3・セラミド5・セラミド6U |
その他の保湿成分 |
コラーゲン+ヒアルロン酸+プラセンタ+天然由来成分 |
エイジング(皮膚コンディショニング剤) |
セイヨウオトギリソウエキス/ホップエキス/トウキンセンカエキス/セイヨウキズタエキス他 |
美白成分 |
プラセンタ |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2k・アラントイン |
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミドAP・セラミドNP・セラミドEOP |
その他の保湿成分 |
コラーゲン+ヒアルロン酸+天然由来成分 |
エイジング(皮膚コンディショニング剤) |
ローズマリー葉エキス・グレープフルーツ果実エキス・ビターオレンジ果実エキス他 |
美白成分 |
× |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2k |
定期解約⇒回数契約の縛りなし
エタノール・オイル・鉱物油・石油系界面活性剤・合成香料着色料・パラベン不使用
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミドNG・セラミドNP |
その他の保湿成分 |
5種のコラーゲン+5種のヒアルロン酸+天然由来成分 |
エイジング(皮膚コンディショニング剤) |
記載なし |
美白成分 |
トラネキサム酸 |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2k |
定期解約⇒回数契約の縛りなし
石油系界面活性剤・アルコール・パラベン・着色料・鉱物油・紫外線吸収剤・香料不使用
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミドNG・セラミドNP・セラミドAP・セラミドEOP |
その他の保湿成分 |
トレハロース+2種のヒアルロン酸+コラーゲン+植物幹細胞エキス+天然由来成分 |
エイジング(皮膚コンディショニング剤) |
セイヨウナシエキス・ブドウエキス・シャルドネ・サガラメエキス・ローヤルゼリーエキス・アロエベラエキス |
美白成分 |
プラセンタ |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2K |