2024/10/6修正して更新
肌は、角質と細胞間脂質が幾重にも重なり構成されています。
化粧水は、角質に水分補給する目的で塗布し、肌のふくらみを保持する保湿の役割と、肌を柔らかくし次に使う化粧品の浸透を助ける役割があります。
化粧水を最初に使うことを推奨している理由がここにあります。
乳液は、細胞間脂質を整え化粧水によって、水分補給状態の肌の角質を守るためにバリアを作る作用があります。
保湿でも化粧水と乳液では作用が違います。
上記のように、化粧水や乳液などの基礎化粧品の効果とオールインワン化粧品を比較した場合、物足りない部分が見受けられます。
オールインワン化粧品を使う場合には、この点を理解した上で使用しましょう。
毛穴に詰まった皮脂・古い角質を除去する作用があるサリチル酸は、殺菌・抗菌・抗炎症作用もあり、アクネ菌の増殖を抑えニキビに効果的な成分を毛穴の深部まで浸透させる働きがあります。
洗顔後は、毛穴から皮脂が排出されるため乾燥肌になりやすく、この乾燥肌を防ぐためには有効な保湿成分がプラスされた化粧品を使用する必要があります。
サリチル酸は白・黒ニキビの状態であれば効果的に働く成分です。
また、ピーリングで古い角質を落とす方法もあり、そのためには長期的ケアが大事になります。
ピーリングは、古い角質を除去しターンオーバーを正常にするための「角質ケア」
ピーリングには2種類あります・・・・
@ケミカルピーリング⇒酸を患部に塗り角質を除去方法
ケミカルピーリングにも、AHA(アルファヒドロキシ酸)・BHA(ベータヒドロキシ酸)と2種の成分があります。
AHAはフルーツ酸と呼ばれ、りんご酸・クエン酸・グリコール酸などの天然成分なため刺激が少なく、市販されているピーリング石鹸・ピーリングジェルに配合されています。
BHA(主にサリチル酸)の化粧品に対する配合率は0.2%まで、この濃度では殆どピーリング効果がなく、市販のピーリング剤は殆どAHAが配合されています。
BHAが、この濃度までしか配合できない理由は、バリア機能が一時的に低下したり、敏感肌の人は肌を傷める危険性が確認されているためです。
Aレーザーピーリング⇒薬は不使用で器具などを使い強制的に角質除去する方法
美容皮膚科などの施術です。
赤ニキビに効果的なニキビ炎症を抑える成分は、黄ニキビにも効果的ですが、潰さないように塗らないとニキビ痕になりやすいため塗布する時は気を付ける必要があります。
主な成分は、グリチルリチン酸ジカリウム(グリチルリチン酸2K)・ビタミンC誘導体・ビタミンC・トラネキサム酸・アラントイン・プラセンタエキス。
ビタミンC誘導体は、美容皮膚科などの医療機関で処方される外用薬です。
ビタミンC誘導体は、浸透しやすいためビタミンCよりもニキビ改善に効果的に働きます。
⇒ビタミンC誘導体について詳しくは
皮脂分泌量抑制作用もありますが、乾燥肌になりやすいデメリットがあり、保湿成分をプラスした化粧品がオススメです。
ビタミンCは、アクネ菌除去・しみ防止・赤み改善(美白)作用があります。
抗炎症・抗アレルギー作用がある成分で皮膚科治療でも使われています。
赤く腫れたニキビの症状緩和・アレルギー抑制作用があります。
但し、皮脂分泌量抑制・殺菌作用がないためニキビ予防には×な成分。
ニキビ発生を抑える作用・メラニン生成を抑制し、しみと赤みを目立たなくする(美白作用)があります。
炎症を抑え皮膚細胞を活性化させるためニキビ跡にも有効な成分。
他の成分と混合することで、刺激を抑制・緩和する作用もあります。
抗炎症・抗アレルギー作用、紫外線によるシミ・シワ改善効果、ターンオーバー促進作用。
ニキビの原因、アクネ菌に優れた殺菌作用を持ちニキビを予防。
●セラミド
最強の保湿成分。種類はたくさんあるが、ヒト型セラミドが最も肌なじみよく保湿効果も高い。
●ヒアルロン酸
1gで6Lの水を抱え込める成分。
真皮内でコラーゲンの間を埋めているゼリーのように水分を抱え込んで、その場に留まることで保湿してくれる。
●コラーゲン
真皮の約7割を占める成分で、 肌の弾力をつくっている。
加工されていなと分子が大きいため浸透が難しい、肌表面に留まりバリアを作り内部からの蒸発を防ぐ役割もある。
●プロテオグリカン
ヒアルロン酸と同等、それ以上の保湿力をもつ成分。
ヒアルロン酸産出促進作用・EGF様作用を持つため、エイジングケアにもベストな成分。
●ライスパワー No.11
肌の水分保持力を改善させるという効果が認められた医薬部外品の有効成分。
セラミドを産出し、肌のバリア機能を高め乾燥を防ぐ。
乾燥肌、超乾燥肌の方におすすめです。
●ライスパワー No.7
肌の油分を保ち乾燥・カサつきをケアする成分。
●ライスパワー No.1
保水力をサポートし肌乾燥をケアする成分。
●トレハロース
水溶性の保湿成分、肌の潤いを保ち乾燥肌の予防・改善に役立つ成分。
また、細胞を保護する働きもありエイジングケアの効果も期待できます。
商品ページを確認すると医薬部外品有効成分の他に、天然由来成分である皮膚コンディショニング剤成分が多数配合されています。
皮膚コンディショニング剤とは、肌刺激抑制・刺激の強い成分の緩和・乾燥肌の保湿・肌乾燥抑制などの作用が期待できる成分。
そのため保湿・保水・抗炎症・美白・エイジングなどの作用が期待できます。
オーキッドエキス/オドリコソウエキス/ユキノシタエキス/カンゾウ根エキス/エイジツエキス/酵母多糖体/クララ根エキスなどの天然由来成分がほとんどです。
ニキビ対策オールインワンゲルにも天然由来成分が多数配合されています、気になる成分の作用を調べたい場合は、商品ページに全成分が記載されていない場合、@コスメの口コミから確認し下記の化粧品成分辞典から検索ください。
定期解約⇒回数契約の縛りなし
鉱物油/着色料/タール系着色料/香料/パラベン/紫外線吸収剤
成分名 | 使用状況 |
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ニキビ炎症を抑える成分 |
プラセンタ/グリチルリチン酸2K |
保湿成分 |
3種ヒアルロン酸+コラーゲン+トレハロース+天然由来成分 |
石油系界面活性剤/鉱物油/合成着色料/香料/パラベン/アルコール
成分名 | 使用状況 |
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ニキビ炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2K/トラネキサム酸 |
保湿成分 |
2種のセラミド+5種ヒアルロン酸+5種コラーゲン+天然由来成分 |