2024/10/6修正して更新
洗顔後の肌がカサつく、髭剃り後に肌が乾燥する、マスクを1日中付けてたら肌がカサカサに、30歳になり乾燥肌が気になる。
上記のような乾燥肌の悩みには、どのようなメンズコスメを選ぶと良いのでしょうか、解説しています。
男性乾燥肌は、超乾燥肌・老人性乾燥肌の2種類に分けられます。
年齢を重ねると、発汗・皮脂分泌・肌バリア機能が劣り、肌は外的刺激(細菌・紫外線など)を受けやすい敏感肌・乾燥肌になります。
老人性乾燥肌は、「老人性乾皮症」と「老人性皮膚掻痒症」の2種類。
加齢のために皮膚水分が減少し乾燥した肌状態、肌がひび割れ痒みが起ることがあります。
全ての肌機能が低下し発症、皮脂分泌・バリア機能が低下し少しの外的刺激でもダメージが現れます。肌が痒くなる特長があります。
予防するには熱い風呂に入らないこと。熱い風呂は肌水分を低下させるため、ぬるめの風呂がベスト。
洗顔は、できるだけ無添加に近い石鹸を使用し必ず泡立てて優しく洗います。石鹸を泡立てずにゴシゴシ洗うと肌トラブルの原因になります。
上記動画の皮膚科医さんが詳しく説明されていますが、朝晩2回が基本です。
保湿剤は「セラミドやヒアルロン酸などが配合」オールインワン男性化粧品がオススメ。
男性の方は洗顔後に、「化粧水だけを塗布する・乳液だけを塗布する」方が多いためです。
これをやると、肌乾燥促進・肌の保湿と保水力が低下するため、乾燥肌になりやすくなります。
基礎化粧品でスキンケアする場合は、化粧水を塗布したあとは必ず乳液を塗布することを絶対守ってください。
オールインワンタイプを男性にオススメしている理由は、この心配が必要ないからです。
定義は定まってませんが、肌の角質層の水分量が30%以下になった状態が一般的に超乾燥肌と呼ばれています。
超乾燥肌を改善するには肌の水分保持力を高めることが効果的です。
⇒超乾燥肌のフェイスクリーム・ボディクリーム・ハンドクリームについて詳しくは
超乾燥肌・老人性乾燥肌状態になると、保湿成分「セラミドの減少量が多くなる」ため、セラミド配合の化粧品が良いとされています。
ヒト型セラミド(バイオセラミド)
⇒酵母が原料で高保湿力・低刺激が特徴
疑似セラミド
⇒石油から合成
グルコシルセラミド(植物性セラミド)
⇒米ぬかなどから生成された植物由来
ミルクセラミド
⇒牛乳から生成
この4種の中で最も効果的に働くセラミドは、人間の肌の角質層と同じ構造のヒト型セラミドです。
セラミド1(セラミドEOP)・セラミド2(セラミドNG)・セラミド3(セラミドNP)・セラミド6U(セラミドAP)・セラミドAG・セラミド5(セラミドAS)など・・・・
肌の中で一番多いとされているのは「セラミド2(セラミドNG)」、水分保持力が最も強いとされています。
ヒト型セラミド表記名 | 役割 |
---|---|
セラミド1 |
摩擦や紫外線など外部刺激からのバリア機能をサポート |
セラミド2 |
人間の肌に最も多く含まれ保湿機能をサポート。 |
セラミド3 |
保湿機能とシワ軽減をサポート。 |
セラミド4 |
肌の表面にバリア層を作る作用。 |
セラミド6 |
水分保持・ターンオーバー促進・シワ軽減。 |
この中でも、セラミド1・3・6が不足すると、乾燥肌や敏感肌などになりやすくなってしまうとされています。
●ヒアルロン酸
1gで6Lの水を抱え込める成分。
真皮内でコラーゲンの間を埋めているゼリーのように水分を抱え込んで、その場に留まることで保湿してくれる。
●コラーゲン
真皮の約7割を占める成分で、 肌の弾力をつくっている。
加工されていなと分子が大きいため浸透が難しい、肌表面に留まりバリアを作り内部からの蒸発を防ぐ役割もある。
●バラフ
コラーゲンの1.3倍の保湿力を持つ成分。
●ライスパワー No.7
肌の油分を保ち乾燥・カサつきをケアする成分。
●ライスパワー No.1
保水力をサポートし肌乾燥をケアする成分。
●トレハロース
水溶性の保湿成分、肌の潤いを保ち乾燥肌の予防・改善に役立つ成分。
また、細胞を保護する働きもありエイジングケアの効果も期待できます。
上記の保湿成分を、セラミドと一緒に塗布すると相乗効果でプラスの保湿効果が得られるとされています。
男性乾燥肌のオールインワン化粧品は・・・・
ヒト型セラミド+その他の保湿成分配合
医薬部外品は、薬事法において化粧品と医薬品の中間にあたる化粧品となり、医薬品より効果は期待できませんが何らかの改善が期待できると、厚生労働省から有効成分が指定された化粧品です。
市販されている男性化粧品スキンケア医薬部外品表記できる成分の主なものは、美白成分と炎症を抑える成分の2つになります。
チロシナーゼ除去作用・メラニンを薄くする漂白作用
メラニン生成抑制
肌の新陳代謝促進・肌荒れ予防
メラニン生成抑制・肌の新陳代謝促進
シミ生成物質エンドセリン抑制
紫外線が原因のシミ防止
メラニン色素沈着抑制・肝斑防止
抗酸化作用・シミとソバカス予防・チロシナーゼ抑制
メラニン生成抑制・肌老化防止
チロシナーゼ抑制
メラニン生成抑制・シミ、黒ずみ発生抑制
チロシナーゼはメラニン色素を作り出す酵素です
刺激が少ないグリチルリチン酸2k(グリチルリチン酸ジカリウム)は、抗炎症・抗アレルギー作用があり、ニキビ予防・痒み抑制・赤み改善作用があるため敏感肌・アレルギー肌にオススメです。
商品ページを確認すると医薬部外品有効成分の他に、天然由来成分である皮膚コンディショニング剤成分が多数配合されています。
皮膚コンディショニング剤とは、肌刺激抑制・刺激の強い成分の緩和・乾燥肌の保湿・肌乾燥抑制などの作用が期待できる成分。
そのため保湿・保水・抗炎症・美白・エイジングなどの作用が期待できます。
オーキッドエキス/オドリコソウエキス/ユキノシタエキス/カンゾウ根エキス/エイジツエキス/酵母多糖体/クララ根エキスなどの天然由来成分がほとんどです。
メンズコスメにも天然由来成分が多数配合されています、気になる成分の作用を調べたい場合は、下記の化粧品成分辞典から検索ください。
アルコール・オイル・防腐剤・合成界面活性剤・合成香料着色料・パラベン不使用
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミド1・セラミド2・セラミド3・セラミド5・セラミド6U |
その他の保湿成分 |
コラーゲン+ヒアルロン酸+プラセンタ+天然由来成分 |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2k・アラントイン |
エタノール・オイル・鉱物油・石油系界面活性剤・合成香料着色料・パラベン不使用
成分名 | 使用状況 |
---|---|
ヒト型セラミド |
セラミドNG・セラミドNP |
その他の保湿成分 |
5種のコラーゲン+5種のヒアルロン酸+天然由来成分 |
炎症を抑える成分 |
グリチルリチン酸2k |